翻刻
【右丁】
一種
まめごけ
木石上に貼(てう)す
細蔓(ほそつる)兎糸子(としゝ)《割書:ね|な》
《割書:しか|つら》の如(こと)く葉(は)も
馬歯莧(はしけん)《割書:すへり|ひやう》に
似(に)て互生(こせい)す花
は仏甲草(ふつこうさう)《割書:まんね|んくさ》
に似(に)て稍(やゝ)大なり
【左丁】
一種 ひめれんげ
こまんねんさう
濃州 及(およ)ひ三州の
山中に自生(しせい)あり
葉(は)は水馬歯(すいはし)《割書:みつ|はこへ》
に似(に)て又小く苔(こけ)
の如(こと)し夏月(なつ)五弁(いつへら)
の小黄花(せうわうくは)を開(ひら)く
仏甲草(ふつかうさう)《割書:まんね|んくさ》の如(こと)し
【版心の中央部】
ひめれんげ
【二十行三字目「て」は別の字の上から書き直しているように見える】