東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

絵本写宝袋 9巻 1之巻 - 翻刻

絵本写宝袋 9巻 1之巻 - ページ 19

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明石(あかし)【見出し囲み文字】 【上方】 秋(あき) の 夜(よ)の つき  げの こま   に わが  こふる 雲(くも)  ゐ   を かけ  れ 時(とき)の間(ま)も  みむ 此 哥(うた)は源氏(げんじ)のきみ あかしのうへのもとへ かよひ給ふ道にて都(みやこ)の かたこひしく思召(おぼしめし)てよみ給ふ 【下方】 此 図(づ)は光源氏(ひかるげんじ)須磨(すま)に わびしくておはしけるを  明石入道(あかしのにうだう)のもとより  むかへたてまつりしゆへ    すまよりあかしへ    うつりたまふその    道(みち)の景(けい)なり      入道(にうだう)の哥(うた)に      ひとりねは      君(きみ)もしりぬ      やつれ〴〵と      おもひあかしの      うらさびし      さをとわが      むすめの事を      おもはせがほに      よめりかくて      つゐに入道の      むすめあかし      のうへにあひ      なれたまふ        となん