翻刻
【右丁】
ひじき 摘菜(つみな)の類
右之/類(るい)細(こま)かに切(きり)沢山(たくさん)に入れよく煮(にえ)たる時/味噌(みそ)
三拾目ばかり塩(しほ)はよき程(ほど)入/焚(たき)て一/時(とき)計(ばかり)むまし
置(おく)なり此/分量(ぶんりやう)にて凡十五六人前の一度(いちど)の食(しよく)になるよし
飢饉(ききん)の年(とし)人の多(おほ)く死(し)するは冬(ふゆ)の末(すへ)春(はる)の初(はじめ)より三月/頃(ころ)
までにあるものなり此(この)頃(ころ)菜(な)大根(だいこん)いもなども取(とり)
納(おさ)め食物(しよくもつ)になる品(しな)至(いたつ)てすくなきものなり其(その)頃(ころ)に
取(とる)べき艸類(くさるい)を図(づ)にあらはし知(し)らしむることしかり
【左丁】
あざみ薊
あくにてゆてる
つりかねそう沙参