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爪(さう)
哇(あ)
国(こく)
東南海(とうなんかい)の嶋(しま)の
うちに有 則(すなはち)是
いにしへ闍婆城(しやばじやう)と
名(な)づくる所(ところ)なり
泉州路(せんしうろ)より舩(ふね)
を出(いだ)して一月
にしていたるべし。其国 冬夏(ふゆなつ)のへだてなく。常(つね)に
あつくして霜雪(しもゆき)なし。其 地(ち)より胡椒(こせう)蘇方(すはう)をいだす
武勇(ぶよう)をもつて賞(しやう)にあづかる。飲食(いんしゐ)【「のみくひ」と左側に傍訓】は木葉(このは)にもりて
くらふ。およそ。あらゆる虫(むし)のたぐひみな是を煮(に)て
食(しよく)す男(おとこ)死(し)する時(とき)は其 妻(つま)十日を過(すご)して又人めとる