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翻刻
頓(とん)
遜(そん)
国
此国むかし梁(りやう)の
武帝(ふてい)のとき。み
つぎものをたて
まつる。其国 海(かい)【「うみ」と左側に傍訓】
嶋(とう)【「しま」と左側に傍訓】の上(うへ)にあり。其
国人。まさに。死(し)
すれば。親族(しんぞく)こと〴〵く。歌舞(かぶ)【「うたひまふ」と左側に傍訓】して。野(の)にをくる。又【右側に小字で挿入】 鳥(とり)有。
其かたち。あひるのごとし。数(す)万とひきたる。親族(しんそく)
みなかたはらに立(たち)よる。其 鳥(とり)。死(し)人の肉(にく)を。食(しよく)し
つくす。すなはち。其ほねを火葬(くわそう)にしてかへる。こ
れを鳥葬(てうさう)と名づくなり