Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション1

. Japonais 5628 - 翻刻

. Japonais 5628 - ページ 5

ページ: 5

翻刻

異国物語上 日本国(につほんこく)則(すなはち)和国(わこく)なり。新羅国(しんらこく)の東南(たつみ)大 海(かひ)のうちに有。 山嶋(さんとう)【「嶋」の左側に「しま」と傍訓】によつてすみかとす。この国九百 余里(より)。もつは ら武勇(ぶゆう)をこのみ。中国にしたがわず。国をおかし。 うばはんとす。此ゆへに中国是をおそれて常(つね)に 倭寇(わたい)名づく。又は神国(しんこく)と云(いひ)。天神(てんじん)七 代(だい)地神(ぢじん)五代 より。人 王(わう)の今(いま)にいたり。まつり事たゞしく。儒(しゆ)。釈(しやく)。 道(どう)。詩哥(しいか)。管弦(くわんげん)。文武(ぶんふ)。医薬(いやく)。其 道(みち)をまなび。上下 万(ばん) 民(みん)。まことをさきとし。国の制度(せいと)明(あきらか)なり。しかあれ ば。四海(しかい)【左側に「よつのうみ」と傍記】をだやかに。諸(しよ)国【左側に「もろ〳〵のくに」と傍訓】にすぐれたり。是に より。万国(はんこく)。日本にしたがわすといふことなし