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【上段】
きをましひゐ【脾胃】をとゝのへ食事(しよくじ)
をすゝめやせたる人はしゝつき
こへたる人はひふをかたくなす
此外 異症怪病(いせうけひやう)のたくひも
よく其宿(そのやど)にたづねて入湯(いる)すべし
一 生瘡(なまがさ) 一 癩病(らいびやう) 一 癲癇(てんかん)
此三病は相応(さうおう)せずかへつて
あしく必是(かならすこれ)をつゝしむべし
委(くわしく)は縁起(ゑんぎ)并 湯文(ゆぶん)にあり
〇温泉湯治養生(おんせんたうぢやうしやう)之事
一 凡(およそ)湯に入(い)る次第(しだい)は先(まづ)まくら
湯(ゆ)にてうがひをし心経(しんきやう)一くわん
薬師(やくし)の名号(めうこう)くわんおんの
ほうかうをとなへ其後(そのゝち)湯(ゆ)
に入るべしいそぎたらば
【下段】
和泉式部(いづみしきぶ)
あら
ざらむ
この世(よ)の
ほかの
おもひ出(で)に
今(いま)ひとたびの
あふことも
がな