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【上段】
ことさら髪(かみ)などあらふ事その
ときにしんしやくあるべし
一たう治(ぢ)の間 酒(さけ)をてうじ【調じ=ととのえる】あるべし
もしふくせばずいぶんあたゝめて
すこしはくるしからすゆに入(い)る
まへとあがりて其(その)まゝはわるし
一やまひにつかれ気力(きりよく)おとろへ
たるは老にやくによらず一日に
二度ぬるくしてかゝるべしゆぶね
に入る事ゆめ〳〵いたすへからず
かくのごとく日 数(かず)をへてやうじやう
あるべしこれにてせんやくあとしゆ
やうする事しそふせひのもの
しかるべしかさけ【風邪気味】の人は薏苡桑
又中風の人はきくをせんしてふく
【注 薏苡(よくい)=はとむぎ。薏苡の実を米中に混じて粥飯とし、又粉にして麺とする。薬用となる。】
【下段】
はしだて
あまの
ふみもみず
まだ
ければ
とを
みちの
いくのゝ
大江山(おほえやま)
小式部内侍(こしきぶのないし)