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【上段】
〇諸病(しよびやう)/薬方(やくほう)の事
〇 打疵(うちきす)のくすり夏枯葉を口
にてか□【「み」ヵ】たゝらし付れはいたみ
□□□なをるなり
〇 切(きり)きずは五ばいし【五倍子 注】をなまにて
くだきかはかし粉(こ)にしてひ
ねりかくれば血(ち)をとめいたみ
なくしてゐゆる也
【注 ヌルデの葉茎にできる虫こぶ。ヌルデミミフシが寄生して生じるもので、殻にタンニンを多量に含み薬用として用いられるほか、染織やインク製造に用いられる】
〇血とめ薬一にうかう【乳香】一ぼれい【牡蠣】
一したん一 鶏(にはとり)の玉子(たまこ)を打わり
白みをさらに入日にほして
こそげこにし各々等分 ̄ニ
あわせ付くべし
〇頭に瘡(くさ)てきうみ血 流(なが)れ
いたむに山帰来(さんきらい)をせんじ一
どりのむべし
【下段】
道因法師(たうゐんほつし)
おもひわび
さても
命(いのち)は
ある
ものを
うきに
たへぬは
なみだ
なりけり