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翻刻
【上段】
又 沈(じん)のは■をかみの油にて入
てもよし
一にわかつんぼの薬 いわう【硫黄】
おわう【雄黄】二味 粉(こ)にして等分(とうぶん)に
合せわたにつゝみみゝを
ふさぎおけは日かすをへて
きこゆる也惣じてみゝの
くすりはかみの油よき也
一かしらにふけできたる時
このて柏(かしは)の葉(は)を生にて一
にぎり長 ̄サ三寸 ̄ニ切水一はい
入七八ふんにせんじ少しさま
しあらへはよし
一むし喰(くい)歯(は)の薬 さんせう
二分はづ【巴豆 注】半両あぶらをぬ
きて此二味粉にたてゝい
にて丸し穴(あな)の中へ入てよし
【注 巴豆油の原料にされ、又下剤に用いられるが、猛毒がある】
【下段】
わたるべき
恋(こひ)
してや
つく
身を
ゆへ
一夜(ひとよ)
かりねの
あしの
難波江(なにはえ)の
皇嘉門院別当(くはうかもんゐんのべつたう)