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【上段】
一 銭(せに)のどにつまり或はのみこみ
たるにはすみ火をつきくだき
こにして目壹匁さけにて
のむべし常(つね)のすみはあし
火におこし粉(こ)にすべし
一 子供(ことも)の身(み)のかゆがるには
しやうがをくだきぬの切に
つゝみなづれはやむ事妙也
一同くさにはごふんをつば
きにてとき付てよし
一たむしの薬 めなもみ【豨薟】
を酒にてむしよくほし粉に
し塩を少しくわへ日に弐
三度づゝぬりてよしなまづ【癜=皮膚病の一種】
にもよし
一漆まけには つましろがにと
餅米をすりて付くべし
【下段】
かはらず
色(いろ)は
ねれし
ぞ
ぬれに
も
袖(そて)だに
あまの
をじまの
みせばやな
殷富門院大輔(いん▢もんゐんのたゆふ)