翻刻
【右丁】
(16)
【上段 写真】
吉浜神社附近
【下段 文】
模壮大にして鰻鯉鰡等を産し日々名古
屋及京阪地方に輸出す、附近一帯風光
快濶にして池辺に釣鑰を垂るれば以て
一日の清遊に適すべし。
素朴なる村民の余技として紹介の価値
あるものは造物細工(○○○○)に関し特殊の技倆
を有すること之なり、本村民の菊細工
造人形等の手工に巧みなるは殆んど天
稟と云ふべく毎年名古屋及東京に迄出
張して都人士を驚歎せしめ陰かに以て
誇りと為せり。
【左丁】
【上段 文】
高浜港駅
吉浜駅の南方二哩に在り。
[高浜町] 愛知県内屈指の工業地にし
て戸数千八百、人口壱万余、尚年々著し
く増加しつゝあり、此地元と常滑職工
の移転し来りし者に依りて開かる、陶
器は土管、煉瓦、焜炉、瓦等の粗製品
なれども其産額の大なるは驚くべし、
就中土管は明治十八年神谷伊藤の二氏
斯業を開始して以来、逐年盛大に赴き
其販路国内は勿論遠く清韓地方に及び
【下段 下写真】
高浜全景
(17)
【[ ]は矩形で囲み】