翻刻
【右丁】
(18)
【上段 写真】
高浜築港
【下段 文】
《振り仮名:今や三河土管の称呼は殆んど本家常滑|○○○○○○○○○○○○○○○○○》
《振り仮名:を凌駕せんとするの勢あり|○○○○○○○○○○○○》、港内水深
く波穏にして船舶の来往梭を行るが如
く、埠頭常に製品堆積して山を為す、
工場の烟筒林立して煤烟濛々白日尚ほ
暗し、以て其盛観を知るべし。
専修坊 停車場より東方十町高取に在
り、蓮如上人留錫巡化の蹟なり、多く
遺物を蔵す、毎年四月蓮如忌には附近
の参詣者夥し。
【左丁】
【上段 文】
北新川停留場
高浜港駅の南一哩に在り、新川町の北
端に位す、此附近南瓜及大根を産す、
栽培反別百町歩に上り其販路阪神は勿
論遠く北海道及満州に及ぶ、《振り仮名:松江南瓜|○○○○》、
《振り仮名:三河大根の名嘖々たり|○○○○○○○○○○》。
西端応仁寺 本停留場より東方二十町に
在り、応仁年間の建立にして蓮如上人
隠栖の地なり、宝庫には上人の遺物多
し、毎年陰暦三月六月の二期には一般
衆庶の観覧を許す遠近の参詣者頗多し。
【下段 写真】
専修坊
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