翻刻
【右絵】
【左】
大液(たいえき)のふようの顔(かんばせ)うるはしく、さては末央(びわう)
の柳腰(やなぎごし)、つめびきのどゞいつで、こゝろいきを
しらせやうといふとこを、ぐツとひねツて、恋哥(こひか)に
て、たけものゝふの心(こゝろ)をあぢにやわら毛(げ)の、うツ
すりとしたはりたなべ、尻(しり)いちはやき中(ちう)ど
しま、 〽(おふぢ)おまへは《割書:ナニヨ| ヲ》お見だへ、田舎源氏(いなかげんじ)か、 〽(源)アイこ
の本(ほん)も作者(さくしや)がかはツて、おもしろくなかツたが、
こんどの作(さく)は、又(また)せんのやうで、おもしろふござい