Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5630 (2) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5630 (2) - ページ 48

ページ: 48

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市中を過ぎ一山の巓を越へ廣野に出でたり茲 處に四𫝶の小山並立し中に小湖を為す者あり 魔君は其湖邉に来りて止まり網を撒(う)てよと命 ずれば漁夫は網を荷ふて湖中を觀る處に魚類 簇(むら)がるが如く鼻/衝(つ)き逢ふて浮沈せり然るに怪 むべきは其魚盡く純青。純黄。純赤。純白。の四色を 為し間色( |まざり)の者もなく又/班色( |ぶち)#1の者もなしさて網 を撒ちたるに青黄赤白各色の魚一尾づゝを得 たり手に取り擧げて之を見るに果して未だ嘗 て見聞せざるの美魚なり是を以て市に估(う)らば