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誠を顕はせ。よも上帝の大名に誓ふたる盟約は
汝と雖ども破り得難からんと問ひけるに魔君
言下に誓ひける漁夫乃はち鉛蓋を再ひ開く所
濃霧上騰すること初めの如く終に魔君其眞形を
現はし脚を擧げて瓶を海中に蹴(け)込みたり漁夫
此 擧動(ふるまい)を見て大に驚きたる時魔君漁夫に向ひ
心を沈靜(おちつけ)よ余が今の擧動は汝を驚かさんと戯
れたるのみいで約の如く汝に福を與へんに汝
の網罟(あみ)を収め肩に荷ふて吾に跟随(つき)来れと命じ
ければ漁夫は尚危ぶみながら魔君に跟随(つき)行(ゆく)に