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はゞ吾輩も亦償はん若し汝《振り仮名:飛𩗺|ひよう》せば吾輩䏻く
之を制服せん其時吾輩初めて分に安ぜんと荅
へければ彼黒奴棍を擧て鍋を覆(くつがへ)し魚を火中に
投じ開けたる壁を過ぎりて歸りたるに其壁。痕(あ)
跡(と)をも殘さず再び元の如くに合したり帝爰に
扵て此魚尋常の魚にあらす必らづ竒事の在る
有らんと察し玉ひ漁夫を召し問ふて纔かに三
時間可りにして達すべき四𫝶の小山の中央に
在る一湖より得たるを聞き朝官に命じて盡く
馬に騎らしめ漁夫を嚮導(しるべ)となし湖邉に至り見