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玉ふに湖水/透(とう)明にして湖中に㳺泳する四色の
魚類歴々として數ふべし帝は其竒觀なるを賞
して久しく注視(みつめ)玉ひしが諸臣に向ひ卿等斯く
竒にして美なる湖の斯く近地に在るを今迄知
らざりしやと問ひ玉ふに衆官口を揃へて目に
觀るは勿論(おろか)聞きたることも候はずと荅へけるに
帝又の玉ふ様是實に極めて怪むべき者なり此
湖/何時(いつ)何様の事変ありて忽ち生し又其魚類何
を以て四色なるや其/縁故(ことのもと)を究めざる間は再び
宮に還らじと心を决したりとて衆官を其地に