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が為めに此城に近き湖水のこと又其魚の四色な
ること又此城の此處に現出したるは如何なる由
縁なるか何を以て汝獨り此城に住するやを詳
説し玉へと請はれにければ彼少年は言葉なく
唯悲涙を浮べながら其/上袍(うはぎ)を蹇(かゝ)げ擧げたり帝
之を見れば怪しむべし此少年は胸部より以上
のみ人にして胸部より以下は黒き大理石( |マーブル)と化
したりけり帝は之を見て彼少年に向ひ汝の吾
に示したる者は愈々 竒怪(ふしぎ)なり先づ汝の傳記(みのうへ)を
余に語られよ湖と云ひ魚と云ひ必ず汝の傳記