東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

末広扇 - 翻刻

末広扇 - ページ 4

ページ: 4

翻刻

【右丁】 五郎は工藤を ねらふよしてきの きこへをはゞかり 箱根(はこね)に のぼし出家(しゆけ) すべきようはゝの おゝせそむきかたく 別(へつ)たうの もとに月日を おくりけるある時 工藤 登山(とうさん) しけるを五郎 見るよりすでに 飛びかゝらん 【左丁】 けしきに 見へければ べつとうおとろき さま〴〵と せいして のちすけつね 下山(げさん)をまちて 五郎か心(こゝろ)ねを ふびんにおもひ あまたの僧(そう)を あつめ 工藤を調伏(てうぶく)の いのりをなし給へは 其きとくありける也