翻刻
【上段中ほど、人物説明】
はゝおやおまん
【おまんの小言】
こりや百松よ我は父の
ぼたいのため出家になれと
こそ言【云?】付たればけもの
たいぢせよとは
おりやいわ【ワ?】ぬ
ぞよ出家
に
なるがいや
さにゆめに
かづけて寺を【夢に被けて】
【おまんの下へ続く】
にげたる
ゆめは
五ざうの【五臓の】
なす
わざ
にて
うつする時は【鬱する時は?】
さま〴〵の事を見る物じや
夢にみたとてそれをかたきしやとは
たわいもないりやうけん【了見】とかくわれはおやの跡を
とふらふ心さしはないと見へたそんなふちうな子はおりや【?】いらぬ
けふよりしてかんだう【勘当?】じや
【左ページへ】
もふふためとも見ぬぞ立ていけ〳〵
【右ページ右下、鬼介の右ら下へ】
おれがたふあらふと思は■…【紙の破れ】
こゝへつれて…【紙の破れ】
…【紙の破れ】
…【紙の破れ】
【左ページ左上、義父つがや太郎八の台詞】
母のりくつ尤
至極な事
じや
わるふきかぬが
よいぞや
しかし父の
かたきうち
これと【したいとヵ】
【左の人物下へ続く】
思ふ
心ざしも
■ぎなれ
ふびんなもの共
じやな
【人物名】
養父
つがや太郎八
【左ページ左下】
いな事としてはは【はゝ?】のきげんを
そこねて跡へも【後へも?】
さきへも
いかぬは
どふぞ兄じや人【?】
おわびをたのみ
まする
時五郎あやまり入り
なみだをながす