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うにあひ山のいもがはんぶんうなきになりかゝつたやつをみて金もふけ
せんとぬすみとり山師へ大金にするに山かはつれ山のいもかみなま
つたくのうなきになつて山師にきものをはくれぶちのめされるおかし
みうの鳥がうなき薬をつくる夢なとさすかおとけの名人
一九の作也此巻中に「あんの山の芋こんの山の芋掘つて来るは
何なるぞ頭かひらたくてぴんとはねずにぬらりとしたるはうな
ぎじや」と狂言歌のしやれもとんだおかしくて妙也
《割書:浦島|太郎》二度目の龍宮 《割書: |二》 《割書:通笑作|清長画》
浦島太郎龍宮より故郷へ帰り玉手箱をあけてぢゝゐとなりそのうへに
しつたものはひとりもなくしかたなけれは又々のつてきた亀かすゝめにま
かせ龍宮へたちもどり又々玉手箱のきとくにてわかくなり乙姫と
夫婦になる事を作る
福寿海 無(ム)量 ̄ノ品玉 《割書: |三 つたや板》 《割書:馬琴作|画名ナシ》
浅くさ辺にふだらくや大次郎と云ものありて女郎にはまりて或ひは
金をかり又は女房をりゑんし又はおやちにかんどうされし事終り
に大次郎まことは観音の化身なる事をいえり巻中に「金はかたき
にあらす帰ることの難き成へし」と云は名言也巻の末に唐来
山人の後序ありくささうしに後序あるはめつらし
《割書:衣食住|三箇 ̄ノ図》世帯評判記 《割書:享和壬戌【二年】|三 つたや板》 《割書:馬琴作|豊国画》
七もんじや七右衛門と云古道くやひやうとくを二笑といふありてゑひす講に古着ふる
道具を芝居の評判記になぞらへせたい道具の品定をする事をかきたり
いろ〳〵のおかしみさすかに著作堂也巻中におの〳〵さま御ひいき有しにしきで
さ八去年板の間へころげ落やきつぎの養生とゞかずついにめでたくなられまし
た則ち寺はせと物丁より二三里先茶わん山南京寺瀬戸物院唐草錦
手青士此さ八丈は皿やしきのおきくがゆう霊にて度々大当りをとられまし
たがおしひ道具をめてたくいたして残念〳〵」などおもしろし