翻刻!草双紙の世界

コレクション: 稗史叢を読む

稗史鈔 - 翻刻

稗史鈔 - ページ 116

ページ: 116

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金 ̄ガ降(フル)豊年 ̄ノ貢 《割書:享和二戌|三》  《割書:白銀台一丸作|子ー画【子興画】》 自序に十日の雨に道中双六のふり出しあれは五日の風に⺇巾(イカノボリ)【ママ、⺇は風がまえ(几)】のあがる悦ひ ありかくおさまれる御代なれは剣(ツルキ)も牛の価となり兜も紙のはりことなる 云々 天より金がふるをはしめとして世界に金がありあまつてかへつてこま る事をおかしくかきたり 隅田川恋 ̄ノ角文字 《割書:安永七戌|三 いせ次板》  《割書:桂子作|清経画》 吉田の少将の一族河内のぜんじ百つらがほん■ろけんをほつたんとしてあく人ほろひ吉田の御次 男松わか丸家をつぐ事 ■■■とのゝいもうと牛の御ぜんあく心藤島ゆきへの介にれんぼしかるにゆきへ の介にこしもと藤島とわけあるを牛のごせんしつとみあらはす事家老梶塚かげゆ左衛門牛の ごぜんに一味して松わかを失はんとたくむ事吉田のけらいにてゆへあつてせつ腹せし黒づか けんばが家来竹■平蔵人あきらとし?なり主人のむすめお梅をすみた川にてかとはかしそ れともしらす打ころす事梅わかのやつし也時代ものなりやんやともいはぬしゆかう 《割書:ひやう|ばん》鬼むすめ 《割書:安永七戌|二 丸小板》  《割書:末の半丁切てなければ作がありや|なしやしれす》 伯耆国だいせんのふもとなるそま人伝右衛門と云者ある時山中にて鬼の如きもの 出て伝右衛門につかみかゝるをまんまとしとめたり■■にこのぼうれい伝右衛門か妻の はらにやとりて鬼の顔のやうなむすめをうみ山師がかひに来てうつてやり 両国にみせものに出し事をつくり其みせものゝ図并に唱歌の文句ものせ たり又あんけらとうといふあめうりの図并その唱歌をのすこの双紙 はその頃両国《見せ消ち:の|に》鬼むすめのみせ物出又あんけらとうといふあめうりはやりたるを かきたるものとみえたりしゆかうはつまらぬものなれともその時のはやり物 あれはめつらしきもの也好事家は珎蔵すへし右の図并に唱歌は おのれか椎のみ筆にうつし入れたり 《割書:再|板》寺子たんか 《割書: |二 うろこ形板》  《割書:画工|名ナシ》 《割書:清倍|清満》の内なり 【以下読み難いので文字ごとに改行をいれます】 い いろはから学ひおほゆる手本かず ろ ろんご孟子に有如く師匠の御恩親の御 は 初午ごとの寺のぼり毎年ふえる子供達 に 人形斗り書たがり双紙にそつと水をかけ ほ ほして勢ひ出すふりするな へ へんかんむりや字の作り篁買うて覚ゆへし と とめらるゝ子は不 勢(せい)にていつも文庫にのせらるゝ ち ちえは其身の生れつき三年習へばあがるもの