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方便和尚といへる人近きたとへをとりて人々を教へさとす事をほつたんとせり仏と鬼が
善悪いんゑんのいとをもちて人間をあやつり人形にするおもしろきしゆかう也
七福神伊達 ̄ノ船遊 《割書:午ノ正月トアリ 寛政十カ|三 つる喜板》 《割書:森羅亭万象作|北尾政美画》
七福神を仙台萩のやつしにしたる趣向也ゑひす三郎高尾をうけ出したから舟
にてより兼のみえおかし大黒さまか男之介のみえにて鼠のくせ者をこづちにてぶちのめ
すも大笑ひ也
《割書:正月|初夢》景清之塔 ̄ノ眠 《割書:《見せ消ち:午の正月トアリ□□|寛政十カ》|二 つる喜板》【景清塔の瞑】
色男 其所亦此処(ソコデモコヽデモ) 《割書:同カ|三》
《割書:栄花夢|後日 話(ハナシ)》金々先生造化 ̄ノ夢 《割書:寛政六寅|三 つたや板》 《割書:京伝作| 》【コマ28, 97】
金々先生栄花の夢を見し後あまりゆをさとり過たる所ある時ゆめの内
仙童にともなはれて深山に入り仙人にあひいろ〳〵天地造化の事をみる
事をかきたり金々先生心をあらためかせきてとなりぶげんとなる
夢にあらぬほんふの栄花の身となる所か例の妙作也
人心鏡 ̄ノ写絵 《割書:寛政八辰|三 つたや板》 《割書:京伝作|画名ナシ》
自序に 紅粉楼(ミジマヒベヤ)に照魔鏡あり忠臣蔵に阿房 ̄ノ鏡あり髭抜鏡の
凹(クボカ)なる懐中鏡の四角なる自恍惚(ウヌボレ)鏡に迷ふのも水鏡に悟るのも云々鬼
も仏もうつせはうつる胸の鏡の善悪邪正云々思ひついたるのべ鏡云々
京伝が人の心のかうしやくするをほつたんとして人間いろ〳〵のむねの鏡顔つき
と違ふ事をおもしろくしるす
《割書:黄(コ)金長者|白金長者》江戸砂子娘敵討 《割書:享和四子|つる喜板》 《割書:京伝作|画名ナシ》
此さうしは江戸の名所を人名とし渋谷の長者をほつたんとし白かね長
者の子朝日丸渋谷長者のむすめ撫子姫なれそめの事賊の頭道玄太郎
なてしこ姫をうははんとする事渋谷長者道玄にせつかいされる事かくれが
の茂平のむすめお玉の事なてしこ姫おやの顔を打事をしるす