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隠元禅師の曰世界は大戯場の如し云々書きたるは康煕帝を隠元と覚へ違たる也
竹斎老宝 ̄ノ山吹色 《割書:寛政六|三 つるや板》 《割書:築地善交作|画名ナシ》
巻首に 口上
一私儀此度扁鵲 其所退(ソコノ)け華佗はだしと申す古今未曽有の療治程々
工夫仕候間御望の御方様は御賑々敷御光駕の程偏に奉希候以上
寅 正月 薮内竹斎
右の薮内竹斎どの名医にいろ〳〵おかしき工夫してりやうぢする事をかきたり先
遠目かねにて人の腹の内をのぞく事を工夫す上焦の病ひは口から中焦はへそから
下焦はしりの穴からのそきてりやうちする故きゝめよく見とをしいしやと名を
とることばがきに曰「きさまの腹の中でせんしやくがでんぐりかへつてしやくせんといふ病
ひになつた云々「どうりで物まへにはとかくふさぎます」たなつしりの女のしりへ
たがをはめてりやうじする事あり 予按るに安政中のにしき絵にたな尻女にたがを
はめなとしてりやうぢする図あり此さうしのやきなをし成へし
眉間尺三 人(ニン)佲仃(ナマヱヒ) 《割書:寛政六|三》 《割書:京伝作|画名ナシ》【眉間尺三人酩酊】
自序に 上略 仏教の如是我聞小説の話説、道可道非常道と、三
千言の発語にしていつれのおほん時にか有けんとは五十四帖の序語なり
けり今は昔といへは物語めき抑是はといへは謡曲(ウタヒ)めき爰に哀とは
説経に唄ひ去程にと土佐節に語り善哉(センサイ)〳〵とは夢の告の発端
閻浮恋しやとは幽霊の出端なり或は声色の雨の降夜口上の東西
〳〵禅録の作麼生(ソモサン)云々 眉間尺のくびいろ〳〵のおかしき事あ
るをかけりみけん尺、破輪王、みけん尺かしうと伯中先生の三つの
首つきまとふしゆこうお七吉三武兵衛に生れかはる事なとおもしろき
妙作也
《割書:煩悩即席|菩提料理》四人詰 南片(ナンヘン)傀儡(アヤツリ) 《割書:寛政五丑|三 つるや板》 《割書:京伝作|画名ナシ》
巻首に 題新鐫稗史首、現在舞台 ̄ノ上、前生楽屋高 ̄シ、因縁十二 ̄ノ線(イト)、
忽引 ̄ク南京 操(アヤツリ)、此狂詩京伝の作なるへし