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翻刻
【上部絵の中】
《振り仮名:敵討|かたきうち》
《振り仮名:岬|みさきの》《振り仮名:幽壑|ほら》
後編上
○交《振り仮名:無癡|ナシタハケノ》安売 三冊
三馬作 国直画
のろ作と云ものゝ一子のろ松子ともの時より
いろ〳〵たはけをつくす事をしるす
馬琴がうき世よの助とかいふ名聞すき
の男の事を書しと同趣也是はかの太申
といふあほうの名聞家の事をほのめかし作り
たりといふ馬鹿といふ名高くなりしといふ
事を落とせり右の三馬の作はかののろ松
終に戯作者となりて名をうる事を悦ふ事
を落とせりおのれか身にせしさん三馬がぶ案面
白し此やうなる難作は古き所にも有しと覚ゆ
近頃上かたの草双紙にも右のやうなる趣向の物
あり
【左側次コマ】