← 前のページ
ページ 20 / 149
次のページ →
翻刻
ねづみや忠介といふもの大黒天よりかくれみのをさづかり是をきてさま〴〵の
面白きめ苦しきめおかしきめにあふ事をおかしくしるす○巻尾に作者の自跋
あり草双紙の自跋はめつらし
十二 神楽(カグラ)稚軽業(オサナカルワザ) 《割書:キ|》三《割書:年号ナシ|大和田板》 《割書:発田芋助 作|画名ナシ》
痘鬼(イモノカミ)世の中に出て人々にとりつきさま〴〵のおかしき事なるをいふきほひのほうそ
う神□□まにとりつきむすこかぶのほうそう神七十ぢかい隠居にとりつき娘の
ほうそう神かたむすこにとりつく事などさま〴〵かけり聞なれぬ作者には
面白き作也赤きものをかぞへたる自序の中にて「あかねさす小豆(アヅキ)枕は是
より一升の夢を結ひ初(ソメ)くれなゐの花足袋には脚(アシ)より歳旨(トシ)の甲を
踏込(フミコミ)」とかきしはおもしろし
人間一生 胸算用(ムナサンヤウ) 《割書:キ|》三《割書:寛政三|蔦ヤ板》 《割書:山東京伝作|自画トアリ》
京伝善たましゐに道びかれて無名や無次郎といふものゝ腹中へ入りしより
心気耳目鼻口のこゝろ〳〵【ひとつ〳〵?】いろ〳〵おかしき事をいとおもしろく作
れり妙作といふへし
盧生 ̄ガ夢魂(ユメ)其前日 三《割書:寛政三|つたや板》 《割書:山東京伝作|画名ナシ》
先年出板したる草双紙金ゝ先生ゑいぐわの夢」見(ミ)が徳一すいの夢」などいふ【金々先生栄華夢、見徳一炊夢】
本をみてよき夢をみんと思ふを発端として天上と人間界との中二かいに
夢茶羅(ムチヤラ)国といふあり此国のおかしらを夢魂道人といひ世の中の
人々にさま〳〵の夢をみせる事をわざとする事をかきいろ〳〵仕組
して盧生に夢をみせるまでをいとおもしろくかきたり
御手遊(ヲンテアソビ)達摩 ̄ノ心学 《割書:キ|》三《割書:寛政十二|岩戸板》 《割書:鈍々亭和樽作|名画ナシ》
橘井(キツヰ)べら四郎が一子べら蔵が悪行石べかた右門が一子かた蔵が善行達
摩かた右門が夢枕にたちて教化の事をおもしろく作る
花見 話(バナシ)虱盛衰記 《割書:キ|》三《割書:寛政十二|山口板》 《割書:曲亭馬琴作|歌川豊国画》