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《割書:珍|物》茶羅 ̄ノ毛通人 《割書:キ|》三《割書: |つる喜板》 《割書:芝全交作|清長画》
幸子といふ通人渡唐して通人のかうしやくをせしより唐人
がやらうあたまになるやら義太夫をかたるやらみな日本のまねをする
ことをいふ外いろ〳〵おもしろくかきたり
《割書:百文|二朱》寓骨牌(ムダカルタ)《割書:本の小口には|あぐら山と|あり》三《割書:年号ナシ|【山吉、榎本屋】板》 《割書:京伝作|政信画とあり》
めくりといふ戯れわざのはやりし時作しものとみえ是中の人名は
なか蔵 あか蔵 八蔵 あを二の助 お六 すべたの八蔵 すだれ十
あか鬼 六たいごせん きり三郎 めたま九蔵 なといひあざまるの太刀
の事なと時代世流とりまぜたりめくりの事を知らねはよくはわから
ぬさうし也
○はじめに 蚊不食呪(カニクハレヌマシナイ)歌
ほの〳〵と赤四か札のあざ桐に四もふまれゆく絵のおしぞ思ふ《割書:柿本人麿|》
よみの絵の七九三 馬(マ)のあざあがりよめの【はめの?】勝にげ人もにくまん《割書:よみ人しらす|》
ふくからに役(ヤク)のふたつもしをるらはむべ山なぞを又しよふといふらん《割書:文や康秀|》
とあるうたどもゝめくりをしたる人はよく解しめるべし
世之中諸事天文 《割書:キ|》二《割書:年号ナシ|山印吉松板》 《割書:物蒙堂礼作|政浜画》
とし神天とうさまお月さまをはしめ金神土公風神雷神なと時かう
の間違ぬやうに下界へ雨や雪をふらせたり雷をならせたりするお世話
な事をおかしく書たり《割書: と同しやうなるしゆかうなれとも是は|暦の季節をおもにしてかきたり》
○京伝の序ありて」物蒙堂礼なる人白山の高みに住み云々」白山の人とみえたり
《割書:諸色|買帳》呑 込(コンダ)多霊宝縁記 《割書:キ|》三《割書:享和二|鶴喜板》 《割書:京伝作|画名ナシ》【コマ90-91も見よ】
十五 丁者(テウジヤノ)赤本尊工夫 編出(アミダシ)如来といふの買帳にして人倫器物食品
その外いろ〳〵の物をもて霊宝を作りいひたてをいとおかしく書たり
まことに妙作也たばこほんとおひのみしかしきせるを本尊とし両扉に
たばこのはをつけ六十国府のおひ仏とあり」さうでおつしやうのかぶと」
ほんに如意きび」ばからしう払子」などの名目おもしろし
○この冊子黄表紙ながらよき紙へすりたり草さうしをよき紙すり初めし