翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

もふもふもふ怖噺 2巻 - 翻刻

もふもふもふ怖噺 2巻 - ページ 13

ページ: 13

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いつのころよりかこのむまの いちねんあまたの人をなや ませしゆへいつそ山へいかして おきろくぶばかりくらは せておけばよいと てまへがつてなこと をいふを正ぜんも きのどくにおもひ百 ばんのくはんおんへ【百番の観音へ】きせい【祈誓】をかけしにふしぎ なるかなとしふるおふかみあらわれ あたけ【=暴れ】まわればかりうどさへおそれ てかまはぬところを正ぜんころもを ぬいでひらりとかければたちまち ぐにやとなりていきたへたりおふかみに ころもとはこのことなり ところのやくにんへ うつたへまつだい の人のなんぎを すくひいまゝではたんばの おくやまはいんきよしても よいところにしたも正せんがしよぶつの【諸仏の】 くりき【功力】ちつともうそはないほんとふに こわいはなしなりけり 北尾政美画 通笑作 【百番の観音:西国三十三ヶ所、鎌倉三十三ヶ所、秩父三十三ヶ所の観音霊場を全部あわせた霊場巡り。】 【狼に衣:凶悪な者が上辺だけ善人を装うこと。】