翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

もふもふもふ怖噺 2巻 - 翻刻

もふもふもふ怖噺 2巻 - ページ 12

ページ: 12

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【右丁 本文】 てう ぐは ろう【張果老:注】は はだし 正ぜん はゝあ をむま にして さとま でひき だしみき【右】 のやふす【様子】 をはなし ければ かねて きゝ およびし ことゆへ きもを つぶし たんば のくにゝは かりうどの おふきところなればたち まちあつまりほうさん【坊さん】 このむまをわしどもに くださへともらい みせものに             しても 【左丁 本文】 つねのとおりのむま いわれをいつ てもまんはち【≒千三つ。眉唾】だとちやにして【馬鹿にして】みて【見手=見る人】 もあるまい これまでおふぜい人の なんぎにあわせしやつ【奴】 おもいれを【思入れを=思う存分】 せめるがいゝとおふぜい にてむごい めにあわせむまのけ い こばをばゝ【稽古場を馬場】 といふことはばゝアが む まになつた をせめしゆへばゝアをばゝとは このときよりぞ はじまりける いつれもかりう どのこと なればけだものゝ ことはちよさいはなし【如才は無し≒手慣れていて】 ことにむまくらいと あなどりしが おこものはんぐはん【乞食判官/源義経。乗馬の名手の例え】【おくりのはんぐはん=小栗判官/馬にまつわる伝説あり】 でもいかぬくせもの【暴れ馬】 にておふてこ ずりにて よふ〳〵と ぶちころし むまじにの ひとやくに【馬殺しのひと仕事に】 おふぼねをおりけり 【右丁 下段台詞】 どうといふ   ことをしらぬ      そふだ【馴致のかけ声も知らなさそうだ】 【左丁 下段台詞】 よみがすたつた【読みが外れた】  からむま■【ば?】ねは    なんにもならぬ 【張果:瓢箪から馬を出すという仙人】