翻刻
【右ページ・白紙】
【左ページ】
おうしう しらかは
へんに ほんま
正兵へ【=正兵衛】といふ ものありあと
しきむこ【婿】にわ たし【、】にせあんらく【二世安楽】
のためにつほん くはいこくと【日本回国と】こゝろ
ざし【、】ひやり【日遣?】ばん じやう【?】いつかかゝつて
いつかへろふのあてもなしおもひのまゝに
れいぶつれいしやう【霊仏霊場】をはいし【拝し】かねがあつては
まつばらてさかてをくだはれがうつとしいゆへ【鬱陶しいゆへ?】
てのうちをかふて【手の内を乞ふて?】ゆきあたりばつたりのきで
なければ六十六ぶはまわられずとられるもの
もなければのじゆくしてもたかいびきひだるく【脾だるく=ひもじく】さへ
なければごしやうらく【後生楽】なものなり