翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - 翻刻

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - ページ 3

ページ: 3

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十六らかんと申なり。十六らかんのそのうちを。すぐり〳〵て七人 を。七仏らかん申なり。七仏らかんのその名をば。きむらわう。わしやむら わう。あなんそんじやに。まかせうふるな。しやりほつ。もくれんは一 のみでしとよばれたり。こゝにあわれをとゞめしは。もくれんそんじや にとゞめたり。そんじやあるひの事なるが。しやかむにによらいに。 うちむかひ。つれともだちを見ますれば。ちゝもあれは。はゝも ありわれも。をでしとよばれなから。ちゝもなけれは。はゝもな し。いつくにこそはましますぞ。しらせ給われによらいさま とたつてねがわせ候へは。しやくそんこたへてのたまはくなんじがちゝ と申するは。しやばにありしそのときは。とう天ぢくのあるじにて。 名をば。ようぼん大王と申て。いせゐのみかどでありしゆへ。かみ や。ほとけにこくよふあり。たかきところにどうをたて。ひんなる ものには。しよくをあたへさむきものには。きるものをきせ。なん ぼか。すくはせ【救わせ】給ひける。ぢひだい一の大王も。しやばのならひの ことなれば。四十九才を一ごとして。ついにむなしくなり給ふ。 しやばをはなれて。すへのよは。これよりさいほうこくらくの。