翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

俗語之種. [1] - 翻刻

俗語之種. [1] - ページ 14

ページ: 14

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看病の怠る事を覚実母此世を去給ふといへとも 是また左の如し年経て後不行跡にして 江府にありし実父の病ひ便りなき国に旅立し給ふ その日をもしらす父母居す時は遠遊せす是聖賢 の教を守らさるの後悔也自らなせる禍ひ難 遁不順にして恥辱を抱て再国に帰り養母 の腹立給ふを慰の詫を乞願ふといへとも是を心 よしとし給ふ事なし数日仮居して妻子と 共に憂辛苦をするといへとも困窮爰に止りて 朝夕患多し折しも夏の日の夕立篠をつく か如し雷鳴耳をつらぬき電光目に遮に おそろしといふも尋常なり此時己驚怖 して是を思ふに酉夢打其父天雷裂其 身斑婦罵其母霊蛇吸其命指をおりて 罪を数るに三枝反甫の礼をもしらす己か如き 不孝なるものならて誰か現罪を蒙らさる