能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 4

ページ: 4

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山大龍寺と号して住給ふ此禅師は生前しれす羅漢の 化身といへり則爰にて迁化あり塚は寺にあり今も 此塚咋箸を備へ寄願すれは虫喰歯を痛む者は忽ち 治する也昔忌日龍灯有しに次第に減済の穢にや 龍灯は向の最上の森の崎へ有龍神布施にまつて せし守りとて塔司仙慶庵にありて諸病火災 を遁て奇瑞有しに其後符を破てゟ奇特落し 今什宝に成てあり其時の大蛇は則奥津姫の御 神体なりし也今も毎年祭礼に此寺住職参詣有て 法施あり元此寺の門前に五六軒民家出来しより 南村の始也又北村は昔より鋳物師にて初は内浦村 沖の崎といふにありて今も吹屋の跡あり其昔河 内国丹南郡ゟ鋳物師来りて此所にありしに其ころ 禁裏に夜々御殿の上へ黒雲一村下りて帝御悩安 からす転士そうして曰是はぬゑといふ鳥にて至 て陰鳥なれは陰国の水辺にて拵へたる灯籠に 見給ふへしと有けれは公卿詮議有て此所へ宣旨 あり百の灯籠を鋳て捧しより世々禁裏御用