能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 50

ページ: 50

翻刻

櫛比迄は拾五里あり其外此寺は惣持寺ゟさきとし て寺務此寺にありし霊地也委は此寺の秘書洞 谷記にあり      我等洞谷へ登りし時寺中に知れる僧有      て暫し我等を見送り給ふ折から女郎      花の咲けるを手折とてつまつきた      まへるに不斗我おりにきと人にかた事な      女郎花といふ偏照の古哥を思食て    躓(ツマツキ)し僧の心や女郎花 又中川村近し太郎右衛門とて利家公ゟ御扶持頂戴の 山廻り役あり 又菅原村に天満宮の大社有護国山菅原寺といふ社 領九拾俵也別当成喜坊偏照坊とてあり社領の内 拾五俵宛配分有 氏神主あり内拾俵配分有残り 五拾俵は御修覆料に除知有昔は勅願所にて大社 なりしに度々の兵乱に縁起等も退転ありしと いへり中比利家公御合戦の御勝利を此社へ祈し給ふ に霊験あらたなりし由御社頭御建立あり御社領等