能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 7

ページ: 7

翻刻

祭礼毎歳三月十五日十六日也此社は元は隣村麥の浦 境に宮の入とて深き入江あり此所にありしを移し 奉りし也又町家の後に奥深き洞有兵乱の時 器 財を隠したる所といへり      左桜子の躰に宿りて饗応にあい      立つ日になれは     飼ふくれて立去りかたき畴の鳫 此辺の八景を四季の発句にせよと有て  橋梶の夕照  鍬洗ふはる日立添ふ橋の面に  大龍の晩鐘  春雨や夢の世長し暮の鐘  北村の晴嵐  一嵐晴残してやせみのこゑ  南村の帰帆  涼みかてら岸に船待漁父の妻  比良の落鳫  朝な夕ななれて門田に落る鳫  瑞風の秋月  我か影の雲とさわるや海の月  川尻の夜雨  色々のうきを時雨るゝ旅寢哉  奥津の暮雪  白ゆふやおのつからなる雪の森