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避疫要法 - 翻刻

避疫要法 - ページ 21

ページ: 21

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桂枝(けいし)などの入りたる薬にて汗をとるは宜(よろ)しからず大抵(たいてい)此方を毎日(まいにち) 二度(にど)つゝも施用(いたす)すべし渇(かわき)つよきときは橙(だい〳〵)、柚(ゆづ)、枸櫞(くねんぼ)、等の汁(しる)を絞(しぼ)り 砂糖(さとう)を加(くわ)へ熱湯(にえゆ)を入れかきまぜて日(ひ)にいく度(ど)も用ゆべし若(も)し又(また)此(この) 汁(しる)なきときは蜂蜜(はちみつ)米錯(こめす)各(おの〳〵)五匁(こもんめ)程(ほと)右(みぎ)交(まし)へあわせ湯(ゆ)せんになし時々(とき〴〵) 攪動(かきまは)し六七匁(ろくしちもんめ)に煮(に)つまりたるを度(がきり)となしこれを日(ひ)に二三度(にさんど)も與(あた) ふべし咳嗽(がいそう)【セキ 左ルビ】、喘鳴(ぜんめい)【ノドナリ 左ルビ】、呼吸不利(こきうふり)【イキツキアシキ 左ルビ】、等(とう)の症あるにも此薬/妙(みよう)なり頭痛(づつう)つ よきときは顳顬(こめかみ)に水蛭(ひる)五六條(ごろくひき)づゝ附(つ)け血(ち)を吸(すは)せ又(また)は針(はり)にて此部(このところ)を 乱刺(らんし)【チヨイ〳〵サシ 左ルビ】し吸角(すいふくべ)をかけ血(ち)をとるべしこれにても其痛(そのいたみ)なを減(げん)ぜざる ときは温湯(ゆ)に醋(す)を入れ硝石(せうせき)三匁(さんもんめ)ばかりを加(くわ)へて溶(とか)し帨等(てぬぐいとう)にひたし 絞(しぼ)りて顳顬(こめかみ)頸(くび)額(ひたい)頭上(つむりのうへ)を温(あたゝ)め蒸(むす)べし又(また)龍脳(りうのふ)三厘(さんりん)硝石(せうせき)五分(ごふん)右(みき)細末(さいまつ) となし麵粉(めんぷん)【ウドンノコ 左ルビ】を加(くわ)へて糊丸(こぐわん)となし二度(にど)に用(もち)ゆるもよし汗(あせ)出(いだ)がたき ときは厳醋【[ツ]ヨキス 左ルビ】四匁に磠砂(どふしや)の末(こ)三分を加へ溶化(とか)しこれを一度に與ふ べし多分は汗出るものなり若(も)し又/一度(いちど)にて汗(あせ)出(いで)ざるときは二三(にさん) 度(ど)も用ゆべし夜中(やちう)睡(ねむ)りかぬるときは洎夫藍(さふらん)一分(いつふん)を湯(ゆ)に浸(ひた)し出(いだ)し