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翻刻
第五信 御油、蒲郡方面
御(み)津(と)神社 二四三 大恩寺 二四四
國坂越へ 二四七 寶住寺 二四八
養圓寺 二四八 三谷町 二四九
竹島 二五一 赤日子神社 二五二
安樂寺 二五四 /清(せい)田(だ)大楠 二五四
天桂院 二五五 坂本古鐘 二五六
長泉寺 二五七 形原神社 二五八
郷土雑感 二六〇 東三古謡集 二六七
下巻 目次終
東三河道中記 上
豊田珍彦
第一日
ヤアどうもお久し振りで、相變らず御壮健で誠に結構です。過日
は御手紙を頂き、昨日は又電報を下さいましたので、手具臑ひいて
待構へて居たわけです。此度こそは充分に御見物なさるやう、こヽ
にプログラムも作つてありますから、残らず御案内出來ると思ひま
す。サアどうぞ、これが豊橋の玄關口です。
豊橋驛【ゴチック見出し】 御覧の通り驛はあまり大きい方ではありませんが、燕の
外は特急も止りますし大變に都合はよいのです。ご承知の通りこの
驛は明治貳拾壹年九月一日の開業で、其頃は大層珍らしがられ乗客
よりはむしろ見物に來るものヽ方が多かつたといひます。其の珍ら