翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

絵本物見岡 - 翻刻

絵本物見岡 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

晋子(しんし)か雨乞(あまこひ)の  名句より 黄口(かう〳〵)の赤児(せきし)迄 此処の名高きを 知て糸遊(いとゆう)の 長閑(のどか) なる日は 嫁菜(よめな) 蒲公草(たんほ)の 摘草(つみくさ)に 秋葉(あきは)の道を 忘(わす)れ 畔上(あぜみち)の つぼ 菫(すみれ)は 鼻紙(はなかみ)の □□しほれ 三伏(さんふし)の 暑(あつき)日は太郎 大黒やが洗鯉(あらいこひ)に 汗熱(かんねつ)の苦(くるしき)を濯(そゝ)き いや高き 公子(こうし)繁華(はんくわ)のうかれ人 爰に燕酒(さかもり)して杯(さかつき)の    朽(くち)るをもしらす