翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

絵本物見岡 - 翻刻

絵本物見岡 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

いせ物かたりに 遠(とを)くもきぬる    ものかなと 筆(ふで)すさみし 名ところも    いつしか ことかはり 今(いま)は江都(ゑと) 随一の景地(けいち)と      なり 春秋(しゆんしう)の遊舟(ゆうせん)  このわたりに     □□ (ふくそう)【輻輳?】し むかし男の  いさこととはんと よみたまひし 都鳥(みやことり)も 妓女(ぎちよ)舞(まい)子の     三弦(さみせん)に馴(な)れ 振袖(ふりそで)のとめ木は 甲子屋か     薫(かほり)に      出さる ことに  隅田(すみだ)八景も この所にて 四時の眺望(てうぼう)    おゝし