← 前のページ
ページ 116 / 194
次のページ →
翻刻
【柱】頭書増補訓蒙図彙四 廿五
【右頁上段】
○占城(せんせい)はちやんはん
といふ安南(あんなん)に近(ちか)
き国(くに)なり大象(だいざう)
多(おほ)し国に鰐(わに)有
公事(くじ)訴訟(そせう)の者(もの)
ありて《割書:補》理非(りひ)分明(ふんみやう)
なれば鰐(わに)にあたふ
科(とが)あるものは鰐(わに)こ
れを食(くらふ)といへり
○安南国(あんなんこく)は交趾(かうち)
とも東京(とんきん)とも云
男子(をとこ)は盗(ぬすみ)をこのみ
女は淫(いん)をこのむ女(をんな)
をめとるに媒(なかだち)なし
みづからあひ合(あふ)国(くに)
に肉桂(につけい)おほし《割書:補》他国(たこく)
【右頁下段】
占城(せんせい)
《割書: ちやん| はん》
【左頁上段】
にいだす此/国(くに)の肉(につ)
桂(けい)を上品(じやうひん)とす
○暹羅(せんら)は国(くに)に海(かい)
浜(ひん)おほし男子(なんし)はい
とけなきより陽(やう)を
さく甘波邪(かぼちや)とも
いふ此国(このくに)の染色(そめいろ)を
にせて日本(につほん)にしや
むろといふなり
○東番(とうばん)はたかさご
《割書:補》
とも又たいわん国
ともいふ安南(あんなん)にちか
きゑびす国(くに)なり
《割書:補》
むかし国性耶(こくせいや)この
国(くに)をきりとり住(ぢう)せ
しなり今(いま)唐(とう)に従(したが)ふ
【左頁下段】
安南(あんなん)《割書:かうち》
暹羅(せんら)
《割書: しやむろ》
東番(とうばん)
《割書: たかさご》
【縦長楕円印 朱】MSS/BIBLIOTH. NATIONALE ・
【上欄書入れ】79
【柱】頭書増補訓蒙図彙四 廿六