翻刻
一正月晦日暁七ツ時頃川東四条下るとん栗の辻子ゟ【*】
出火之処丑寅の風強く川西寺町松【原文の「松」は異体字の「枩」】原通え飛火夫
より次第に焼広かり仏光寺其外町方寺社段々
焼東本願寺本国寺大宮通野まて焼秡風替り
辰巳風烈敷相成東は寺町西は大宮通迄一面大
火に相成北西え焼立四ツ時の頃牢屋敷両町御奉行
所両組屋敷小堀数馬様両御屋敷不残焼
御城番両組屋敷過半焼両御門頭御役屋敷
始其辺御所司代組屋敷相残り候併右組屋敷
【『天明八年京都大火図』に建仁寺西側・賀茂川沿いに「ドングリ辻子」がある】
【「ドングリ辻子」は鴨川東側の宮川町の団栗辻子で、現在の京都市東山区宮川筋付近に該当】