← 前のページ
ページ 28 / 174
次のページ →
翻刻
かやうの神事とも年中七十余度今にその神前の
式法怠事なしといへとも神供なと甚簡略なから
少分の社領ゆへとゝのへわつらぬ御事はかりに候然れ
とも当皇太神宮第一の葵 ̄ノ祭に勅使官幣の
立申さゝる事のみ社家中年比の歎きにて候へは
天か下五穀成就の御祈りは国家太平の根本
たる御祭の御再興に過へからす候と葵草の二葉に
かけて年ことに神に祈り君に願ひ奉るはかりに候
いつれの御-方さまにも此神国の古風をあふき起させ
給はゝなとか御武運長久御子孫繁栄国家太平の
神鑑を照し給はさらんや
《割書: |此次第之外昔は毎月朔被進例幣使《割書:云| 々》》
年中御神事次第
正月朔日 《割書:五節供始己刻御戸開神供自左右調進社司束帯|献御歯固并 寿(〃 )香酒等楽人奏楽也有四方拝》
二日 《割書:祢宜方節養饗膳酒肴引物神主沙汰於社家行之|》
三日 《割書:祝方節養正祝沙汰饗膳以下同前|》
四日 《割書:釿始之義有之并神主参詣于御祖社之事於社務館|有吉書始謡初等之義》
卯杖 《割書:初卯日卯刻御戸開献卯杖社司衣冠|》
七日 《割書:鶏鳴刻御戸開若菜神供自一方調進之并白馬奏覧之|義有之社司衣冠奏楽如元日》
八日 《割書:田所始之義有之五郷田所各浄衣於社家御物事有之但|十一日正大工持来櫼申云千町万町之櫼奉渡し《割書:云| 々》》