賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第1冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第1冊 - ページ 27

ページ: 27

翻刻

朔日神供の御から櫃七合に魚鳥神膳の御そなへ窪手 ひら手に賀茂の供御所にて盛とゝのへ賀茂より舁- 運 ̄ヒ毎年の祭今に絶る事なし此神事には賀茂より 社司氏人こと〳〵くまいりかづらかけ渡し帰路に市原 野にて駒乗かへし秘哥を唱ふる社例あれはかの所 をかれの馬場と唱ふ哥連と書けり此翌日には還 立とて賀茂庁屋にてひほろけとて社司氏人 直会の事あり其外(〽[朱] )貴ふねの芝田楽と申事 今に勤来て候も事ふりて八乙女八人まいりまたら 蓋を着しちはやの袖を翻し神-哥を唱てめて たき作法につとめ来れり又止(〽[朱] )雨祈雨の事は昔より 勅使を立られて祈雨には黒毛の神馬止雨の御祈 には赤の駒を引立られて宣命を読御てくらを さゝけ給ふ賀茂氏の貴ふねの社職かけたる祠官 其外賀茂の神主以下彼社に参りむかひて祈り 奉る事也かの雨乞によみける賀茂幸平か哥 新古今集に入たり其詞書に社司とも貴ふねに参 りて雨乞しけるついてによめる  大みたのうるほふはかりせにかけて  ゐせきに落せ川上の神