賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第1冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第1冊 - ページ 41

ページ: 41

翻刻

二日以前に斎院の別当陰陽寮其外供奉の諸司 を相具して河原にいたり其所を点し定て奏 聞する也斎院御神事の御所を官(宮イ)城の中便所に定られて 是を初斎院と云此院に入せ給ふとて賀茂河原へ御車に めしておもむかせ給ふ其行烈の次第は先走 ̄リ-女(ヲフナ)十人御車そひ 十四人手-振十人御よそひ物のからひつ御手水の具入たる 櫃各一合 供(グウ)-膳雑器衣服禄物なとの唐櫃相つらなり 次に膳部(ミカシキベ)六人舎人二人荷 ̄ノ領(リヤウ)十人次に蔵人所の陪従(〃 〃 )六人院 の女別当なと御車のあとに従ふ次に公卿勅使一人 斎院(サイヰ)の別當一人五位四人六位四人ならひ御前(ミサキ)【左ルビ:コセン】をかる 左右の近衛各二人左右衛門各二人左右の火長各十人 供奉し左右京の官人兵士を引率てむかへ奉る 山城の国司郡 ̄リつかさともを引て京極の大路に祗候 しまいる弁一人太政官の史生二人官掌一人供奉 の諸司をひきゐて御祓の所に参り其事をおこ なふ斎院御幕の内に入せ給ひ河水に臨てはらへし給ふ 神祇官中臣御祓麻を奉り宮主祓祝詞をよみ事 おはりぬれは勅使以下に饗膳禄なとたひけりさて 御車をめくらし初斎院に◦(帰)入せ給ひぬれは御膳を供し 御榊をたつる此初斎院にして三年の御潔 ̄ツ斎 ̄イまし〳〵