賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第1冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第1冊 - ページ 72

ページ: 72

翻刻

さて御拝の座にうつりおはします時《割書:是より先御手水の|よしあり橡【棕ヵ】手洗たて》 《割書:まつる|》頭中将御笏を献す次院司行家朝臣東の橋 をわたり白妙の幣を取て立次院司惟忠朝臣 金銀幣を取て東砌に儲れは院司公卿《割書:土御門|大納言》 東橋をわたり笏を指て金銀の幣をとりて北 階を東のほとより昇て奉らる退て階の東辺 に候せらる次御拝《割書:両段|》おはしませは公卿御幣を たまはり退下りて神主をめす神主《割書:久継|》是を 給り跪て候す《割書:但北庭|参なり》次院司白妙の幣を置て 退出あれは神主社頭にまいる社司等白妙の幣 一棒これを取て社にまいる神主は神前に参り 金銀幣を御戸によせ奉る白妙幣は若宮 貴ふね片岡太田各一棒社司給りて社に奉る さて神主まかり出て返祝詞を申次片岡前 よりすゝみて榊をたてまつる杖にさしはさむ 《割書:但下社は祭以後候ても葵桂|を奉る当社は榊を献する先例也》公卿是を取て献し給ふ《割書:御儒中|ありと《割書:云| 々》》 《割書:建久の先例は御冠に|さゝせ給ふよしなり》此細殿に入御なりぬ毎度かへり祝 詞の後入御なり若さきに入御なりぬれは細殿に 参りて榊を献する也此間公卿北の垣下にして 主典代を以て神主以下禄を賜る各大-褂(ウチキ)一