翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

新板替道中助六 : 3巻 - 翻刻

新板替道中助六 : 3巻 - ページ 7

ページ: 7

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【枠内】 とつか 【本文】 助六わが男だての きつい所をみせつけて やらんととつかの 大きんたまのかたを もちたひ人をつかまへて【持ち、旅人をつかまへて】 くゞらせるこれきんたまも つりかたのはじめなり【「金玉も釣り方」のはじめなり】 助六 「もろこしの かんしんがわいかの【韓信が淮河の】 市で千人の またをくゞつた よりも わいらが いぢでせんきの またを くゞるがました たび人 「こゝのふぐり 戸はくゞり ふぐり戸だ 大ぶつのはしらを くゞるよりもくゞり にくい 同 「ハテきんたまを くゞれといわつしやるなら かんにんしてくゝるがよひ 狸はそんきじや 【中段へ】 くゞりはくゞり ませふが おならのぎは こめん なされ ませ 【下へ】 いんきんたむしが うつらねば よい が 【人物の左へ】 「モシ 助六さん 十束(とつか)のけんと 戸つかのきんとは どちらがあり がたからふ 【一番下へ】 みぎりのあしが なにはのあし ひだりのあしか かたはのあし コレあしを みろ〳〵 と 【坊主頭の左】 いつてはゆで だこのねをするやうだ 【左ページ枠内】 ふぢさわ 【本文】 おりふし 大山ま いりの とうしや おほかりけれは 助六ひとり〳〵に 友きり丸のきとり にておさめ太刀の 寸尺をあらためる これもなにゆへ あらためるか わけはしれす 「いつたいこの 本は正月の じかうだが なぜこゝ ばかりぼん だかぼんと 正月かいつ しよに きたのか 【黒い腹掛けの男が持っている納め太刀】 □大山石尊大権現 大願成就 【納め太刀の左】 「なん まいたん ぶつなま むぎだんぶつとは 川さきの 立ばだ 【左ページ中段】 「きのせいか 大山へ ほうのうの 【燈籠の左へつづく】 とうろう まてが たそやあんどうの【誰哉行燈の】 やうにみへる やつ さ 【下へ】 大太刀はあらた めるにおよはぬ〳〵 かまはすと とをつた〳〵 大 太刀 の寸 尺を は かる には 一日 ぜつ しよく で かゞら ねば ならぬ 「さて〳〵 さわか しひ やつらた あいつらか いつて しまつたら 大太刀の ふいたあとの やうだろう