翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

新板替道中助六 : 3巻 - 翻刻

新板替道中助六 : 3巻 - ページ 8

ページ: 8

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【枠内】 大いそ 【本文】 とらが石はふじんにゑんちかき ものにはかろくもて ゑんとをきものには おもくもてるときくあさがほ せんべいためしてみたくなり もつて みればうごきもせず どうしてもふじんには ゑんとをきしろものと みへたり くわんへら 「これからこんやのとまりでは めしもりのどてつぱらへ あなをあけてはたごやの 二かいでひなたくさひ 百万べんをくらふやァ なら ねへ 【中段から下段へ】 「なんごで【南湖で】 くつた一ぜんめしの はらを ら り ふした 又梅ざはで【又、梅沢で】 くわずは なる まひ 「くわんへら文兵衛 おさだまりの ゆあがりのみへにて みがるにいで たちこいつも とらがいしを ためしてみる つもり なり 【左ページ枠内】 小田原 助六小田原へ きたりけれは こしのひとつ いんろうを出してとう所の めいふつうゐろうをかふ 「たゞ今は此くすり ことのほか世上に ひろまりやれうれるは はやるはとこさつてぼんよくぼんごの かけうりなく うりたて うりぬけ うわかん じやう 小うりの につゝみ〳〵 御くすりの つゝみかみ おやもかせ き子もかせ きくるは〳〵【親も稼ぎ子も稼ぎ来るは〳〵】 なにかくる おとくい様の おつかひ小そう 今に百疋 せに百せん 御くすり 百ふく 代は百文 ちよと 四五万くわん 目のあきない などはあを 竹ちやせんて おちやのこさ 【ういらうの看板左へ】 助六 「ういらうやの 小ぞうとは いひなから さて〳〵 よく したが まはるぞ 【ういらうの看板下】 「こぞうせには【小僧、銭は】 いくらする