翻刻
有之時ハ葵三本之事も有之或一本之事も
有之何れ桂一枝ハ添也尤此葵桂ハ御禊
之時奉備処之葵桂ヲ當日預大夫より
正祢宜へ渡正祢宜橋殿之前庭案上ニ置
神主返祝詞済後右葵桂ヲ取橋殿ニ
昇進勅使也
○龍鬚御茵 一條家抔ニ而被用品
四方緑繧繝ニテ中ハ白地ニ龍ノヒゲ様ノ
モノ角ミノ方ヨリ画ル也
○正月十六日/歩射(カチユミ)當社此時勧盃禄物ノヿアリ
十六未満の氏人浄衣刺貫取失十七日ハ
木舩ノ歩射也又二月ニ神宮寺ノ木舩《割書:片岡カ|》
鎮守社前にて歩財あり供像等射之ことなり
寛永十五年正月十六日歩射雨降御所屋
にてあり
○土解祭の時は神主祝竹の弓竹の矢を以て
稲を射る事あり于今此事あり鳥類の
五穀を害するのなんをのそく事也