翻刻
法を以 ̄テ教 ̄ユ。今も新 鄙形(ヒナカタ)は画の為に象を
尽(ツクサ)ん事を主とす虎に似たる猫鷹に等しき
鳶(トビ)とやせんされと能 ̄ク晴雨を知つて啼。鼠を形に
至ては虎も亦しかす。一 失(シツ)一 能(ノウ)各造化の命
すはる所。必 ̄ズ用 ̄ルる時あらは。崐(コン)山の片(ヘン)玉。桂林の
一枝と。誇(ホコラ)む事を思ふのみ。
画狂世人卍述【印】
天保七丙申の
孟春 董斎盛義書【印】
【左帖上側】
昔より委からさるを顕し画に志す人々の便となす
神社仏閣の写法 四柱の鳥居 八棟の楼門
船館 鐘楼門 鐘の画法 六重の党塔 三十六棟作【?】
廊下橋 無杭橋 橋の反 ̄リ幕の法 水車の自左【?】
《割書:葛飾|画本》新鄙形(しんひなかた)
畳の祖神 箭大臣 隋身の形 風吹の天 ̄マ狗
五大尊明王 忿怒の二王 花形 ̄ウ虹梁蟇股
龍の類 双 ̄ヒ鳳凰 喰合獅子 亀魚 風下ノ流
登 ̄リ浪下 ̄リ浪 干珠満珠 飛泉 諸薬看板向 ̄キ
【左帖下側】
禽獣虫魚の類
三方正面の意
諸細工の下絵
勇猛力士羅漢
仙人風流遊客
山水の人物等